2012年03月21日

通院履歴 その4(最終回)

西洋医学での治療は完全に遮断されました。
体外受精までチャレンジしてダメなら諦めもつく。
でもスタート地点にたってフライングだったから失格、みたいなそういう終わり方は
中途半端でただ自分の落ち度のせいだと言われているようで辛く感じました。
やりようのない怒りはいつしか自分自身に矛先が向いていました。

女性として欠陥品。
私は不良品。
すべてが私のせい。


どのくらいの回数この言葉で自分自身をなじり、傷つけたことだろう。

この時の私は、それが神様を冒涜している言葉だとも気が付きませんでした。
本当に神様にも自分に対しても恥ずかしいことです。
ですが、この言葉の呪縛で私は「もう離婚したほうがいい」とまで
精神的に追い詰められていました。
夫は若くてまわりの友達も同年代でどんどん子供が出来ていく。
子煩悩で結婚前から子供はたくさん欲しいと言っていたし、
名前もいろいろ考えていた夫。
同じ世代の若い女の子さえ奥さんにもらっていたなら、
こんな未来じゃなかったはずなのに。
それを考えると苦しくて苦しくて、逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。

「子どもが欲しくてあなたと結婚したんじゃない。」
流産した前だったか後だったか覚えてませんが、
夫がそう言ってくれたことがありました。
けれども、もうそんな言葉すら励みにならないほどの辛苦に苛まれていました。

いま振り返ると自分のことしか考えてなかったんだなと恥ずかしくなります。
相手のことを思っているようで、実はそうではなかった。
子供の出来ない自分に対峙出来ず、その現実を受け入れることが出来ず、
自分自身を愛することが出来なかった。
それが自分を追い詰めていた原因でした。

しかしその壁を乗り越えることが出来た時、
私の目の前には新しい風景が見えました。

けれども私は唯一無二の存在であり、女性として価値があり、
子どもの有無に関わらず尊い存在であり、生きる喜びがある、という地点まで
到達するのにはずいぶん時間がかかりました。

このクロミッドテストでの通院は2008年の夏のことでした。
漢方治療に入ったのは同じ年の秋。

しかし私はそれよりもずっと前に漢方治療の経験があります。
冷え症が原因じゃないかと思った私は結婚して一年経って
病院で「不妊と言えない」と言われた後、改善策として漢方薬局を訪ねます。
そこで婦宝当帰膠を勧められて何本か飲み続けました。
たしかに調子は良い感じがしました。
ですが妊娠には至りませんでした。

2005年の夏だったと思いますが、もう少し本格的な漢方薬局を
訪ねました。
私は血管が細いため、循環器が弱いと言われ
血管拡張剤に相当する漢方薬を処方されました。
これがどうも私にはダメなようで、胸が苦しくなるのです。
妊娠も血液が増量されるので、血管が通常より自然に太くなるんじゃないかなと
思います。つわりに似た症状があったのは多分このせいではないかと
推測しています。

そして今回の漢方治療。
やはり冷えを解消することを重点において処方されたせいか、
食べ物でいえば生姜や唐辛子みたいに体を温める漢方を処方されました。
最初のうちはよかったのですが、1ヶ月以上経つと下痢をするようになりました。
そしてお尻がものすごく痛いのです。
火がついたような痛みです。
それが漢方による副作用だと気がつくのにちょっと時間がかかりました。
舌に唐辛子を塗ればヒリヒリします。
そういう状態が胃腸に起きていました。
2ヵ月くらい服用したでしょうか。
もう定かではありませんが、そこらへんからまたバイオリズムが崩れ始めました。
まあ、胃腸をやられたらかなり体調に影響を及ぼします。

もちろん夫には「ほら、言っただろう(ー_ー)!!言うこと聞かないんだから。」
と痛い一言が飛んできました・・・。

ようやく夫の言葉を理解した私でした・・・。

あと3週間分くらいだったか、まだたくさんある漢方薬はそれから
結局使われることなく、しばらく未練がましく置いてましたが、
ゴミと化して処分されることになりました。

東洋医学でもダメなのか。

西洋医学がダメなら東洋医学で!と、どこまでも希望を捨てなかった私でしたが、
さすがに体が拒絶反応しているものを続けるわけにもいかず、もうこれ以上は
道がないと思いました。


そしてそれから息子を妊娠するまでの間、
二度と病院の門をくぐることはありませんでした。

しかし病院に通院している間、私は多角的に治療しようといろいろ
試したことがあります。

次回はそのことを書きたいと思います。




posted by otonomi at 23:36| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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